2019年07月24日更新

円高でも旭硝子の株は堅調

日本の企業は国内にたくさんの支店や営業所がありますし、日本国内でいろいろな製品を売っていますからそのイメージが強いですが、株価という点では海外の影響をとても受けます。
ほぼ日本国内で営業しているように見える企業でも、実は海外の比率が高いですとか、主力の生産工場が実際には海外にあるといったところも多いからです。
ですから日本の或る上場企業の株を買って投資しようかという時には、そこは海外は今どのくらいの比率なのかや、進出している国や地域にはどういうところがあるのか、そこの経済や治安の現状は今どうか、などといった面まで細かく見ていく必要があります。

例えば旭硝子の場合ですと、現在は円高ですので、ヨーロッパやアフリカなどに製品を輸出している旭硝子にとってはプラスとは言えません。
しかし製品の評価自体が高いことからいろいろな国で引き合いがありますので、輸出量でカバーし堅調に補っていると言えます。
その一方で今は原油安でもありますが、そうしますと必然的に重油安となり旭硝子にとっては原材料費が低下してプラスです。

旭硝子のように上述の二つが両方とも収支に影響があるという企業の場合は、それらを合わせて検討し分析していくことが必要になってきます。
これは他の業種でも同様になります。
なお現在旭硝子で注目されていますのがips細胞です。
旭硝子ではips細胞を均一に大量に培養することができる容器を開発しました。
これはたいへんに評価が高く広く報道されていますので、今後の株価の面でも大きく貢献すると考えられています。
このように、企業が科学的な研究の面でも支えているということが多いですから、投資の際にはこういった報道にも広く注目していくことが大切になります。